言語・構音障害のタイプ

知的障害における言語発達の遅れ

子供の発達には運動・知的・生活自立・社会・言葉というようにさまざまな領域での発達があります。それぞれの発達が決まった順にばらつきなく横並びに発達していきます。このタイプのお子さんは言葉の発達だけが遅れているのではなく、他の発達領域においても言葉の遅れと同等に同年代のお子さんと比べて遅れています。

『訓練は?』
知的な遅れのあるお子さんは、言語訓練だけしていても言語発達は促進されにくく、全体的な発達を促進していく必要があります。発達全体が遅れているので言語訓練のみ行っても効果的には言語発達が進んでいきません。本人のペースで発達全体がゆっくり進めば言語はそれに伴って発達してきます。個別の訓練というよりの地域の療育・集団生活等で多くの刺激を得て、全体的な発達が促進されることが望ましいでしょう。