言語・構音障害のタイプ
機能性構音障害
言語発達の問題はなく、出てくる音(構音)にのみ問題があります。
構音の誤りを引き起こす明らかな原因がないにも関わらず、構音の誤りが固定化したタイプです。
「さかな」→「たたな」というように、「サ行」が「タ行」に、「か行」が「タ行」に変わってしまう状態です。これは1音でいっても「さ」が「た」に誤ります。誤りを直させようとしても自分では「さ」といっているつもりなので直りません。
『訓練は?』
正しい構音の仕方を再学習させてあげることが必要です。また、家庭学習が最重要できちんと家庭学習を行えば、1音の誤りは3か月程度で改善できます。但し、正しい構音の構えを学習するために、口の動かし方等を理解し、実行できる力が必要です。また、自分の音が間違っている事に気にづける。家庭学習を持続的に行えるといった発達が必要になってくるため、友人関係などに大きなストレスを抱えている以外は年長の夏から開始することが最も効果的だと思われます。